愛犬には四季折々の色々な景色を見せてあげたい、季節を感じる旅に連れて行ってあげたいと考える人もいるでしょう。季節ならではの美しい景色は、写真や動画を撮影したい時にも最適です。ただ、移動方法によっては愛犬との旅行に向かない季節もあります。

愛犬との旅行が難しい季節が、夏です。全身から汗をかくことができない犬は、想像以上に暑さに弱い生き物です。暑い季節に長時間の移動を行うと、熱中症になってしまう可能性があります。家の前から車で移動をすれば、暑さを気にせず旅行に行けるのではないかと考える人もいますが、無事に移動できるかは移動距離次第となります。それ程遠くない場所に行くのであれば、ずっと冷房が効いた状態で宿やホテルまで移動することも可能でしょう。しかし、遠方の宿に行く場合は、途中で食事などの時間を取る必要があります。ペット同伴可能な店であれば、涼しい環境で一緒にごはんを食べることもできるでしょう。しかし、ペット同伴不可となっている店での食事となる場合、車で待たせることになります。
夏場の車内というのは、エアコンを切るとあっという間に温度が上がってしまうことが多く、車で待たせる状態にすると愛犬に思わぬ負担がかかります。そのため、夏場の旅行は、無事に目的地まで辿り着けるかしっかり考えた上で行動に移す必要があります。途中で暑い思いをさせてしまうのであれば、一緒に旅行に行くよりも、ペットホテルなどに預けておく方が良いでしょう。

そんな車での移動は、夏以外の季節でも常に車内の温度を気にしておく必要があります。春や秋でも、日当たりの良い場所に車を停めると、すぐに車内が高温になってしまうことが多いものです。それだけに、愛犬と一緒に車で移動をする場合には、なるべく日が当たらない場所に車を停めて休憩をするなど、温度管理に気を配っておくと良いでしょう。負担が少ない移動を心がけることで、愛犬も一緒に楽しめる最高の旅行となるでしょう。