愛犬との旅行

旅先で迷子になった時に、愛犬ロンに助けられて帰宅したこと

私が小学生になった時に、入学祝で両親が飼ってくれたのでシベリアンハスキーのロンです。家族の中で、私に一番なついていて、子供の時からずっと一緒におおきくなってきました。私の家は、結構旅行に出かけることが多くて時に祖父の別荘が信州にあります。その為にしばしば関西から、車を飛ばして週末に出かけるのが普通のことのようになっていました。

父、母、そして私と犬のロンが父の運転するワンボックスに一緒に乗って、フットワーク軽く出かけていました。途中の松本ICで休憩をとるのですが、私たち家族が食事をしている間は、レストランの前にロンは待機です。店内に連れて入れるところはあまりなく、いつもロンはおとなしく待っています。大変人懐っこい犬なので、待っている間に通行する人たちが集まってきて、たいてい食事をして戻ってきたら人だかりになっているので、何か恥ずかしいような誇らしいような気持ちになっていました。

散歩は主に私の役目で、朝の散歩は欠かさずにしています。旅行に行った時も、散歩は欠かせないので、高速のICの敷地内を散歩して、うろうろするのも大変楽しいものです。信州の高速道路のIC敷地内で散歩させていたら、ロンがある車の横のところに走って行って、何か私に伝えようとしました、それで私がその車の中を覗き込むと、子供が中にいて、倒れていました。夏場だったので,車内も大変熱くなっているし、しばらくその場で待機しましたが、親御さんが返ってくる風でもなくて、焦りました。

それでやむなく、IC内の呼び出し放送をして貰い、子供の親御さんに連絡をすることで何とかピンチを脱することが出来ました。ロンのお手柄はしばしばありもこれだけではありませんでした。何やかやとありながら、旅先の信州の別荘周辺では、二度ほどロんに私は助けてもらっています。朝の散歩は旅先でも私の役割なので、いつも元気よくロンと一緒に別荘を飛び出します。ただ別荘地というのは割合似た景色が多くて、知っているつもりで歩いていもいつの間にか、まったく見覚えのないところに行ってしまうことがありました。

小学生ですし、携帯電話も持っていなくて、半分泣きながらとぼとぼと歩いていると、力強く私の手を引く力がロンから伝わってきました。私が迷って困っているというのがわかるらしく、私が先を行くロンにひかれて別荘に戻ったということが数回ありました。犬の鼻の匂いを嗅ぐ力は強いとは知っていましたが、そりよりもロンが私が迷っているのを察知して逆に引っ張ってくれたことには驚きました。そんなロンも8歳になりました。高齢犬になりましたが、まだまだ家族として元気いっぱいです。

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