【愛犬の臭いの原因と対策】
犬の気になる臭いは、人と同じように食事の後には口臭がきつくなったり、体の表面を覆っている被毛や皮膚などから臭いが漂ってきたりする場合もあり、様々な要因が考えられます。また、排便のキレが悪い犬の場合は肛門周辺が臭い、長い毛に覆われている犬は耳の中や足の先から臭うこともあります。愛犬の臭いをケアする上で大切なのは、臭いが発生している臭いの元をみつけることです。
◇体臭の種類
・汗腺から発生する体臭
犬にはアポクリン汗腺という汗腺が全身に発達しており、犬独特の臭いはこのアポクリン汗腺から出る脂肪分を多く含む汗が、皮脂などと化合して酸化することが原因で発生していると言われています。人間の場合は脇などを中心に悪臭が漂いますが、犬の場合は身体全体から独特な臭いを発生させます。
・口臭
人間と同じように、犬も歯を磨くことで口腔内の細菌を抑制して口臭を防止することができます。また、糖尿病や腎疾患などの臓器系の病気を患っている場合も口臭を引き起こす場合があります。
・耳の臭い
垂れ耳や長い毛に覆われている犬の耳の中は蒸れやすいので、雑菌が繁殖して臭いの原因となる場合があります。また、普通の耳でも外耳炎などの病気により臭いが発生していることもあるため、愛犬の健康状態の確認のためにも耳の臭いを定期的に確認しましょう。
◇犬の体臭を抑えるには
・シャンプーやブラッシング
定期的にシャンプーをしたり、身体の毛をブラッシングをしたりすることは体臭を防止する上でとても効果的な方法です。ブラッシングを日課にすれば、ムダな毛や埃などを定期的に除去できるだけでなく、愛犬とのコミュニケーションタイムの一環にもなります。シャンプーについては成分配合により皮膚や毛に負担をかけ過ぎててしまうので、間隔をあけて行うようにしましょう。
・歯磨き
歯に歯石が付着する前に、こまめに歯磨きをして口の中をケアをする必要がありますが、愛犬が歯磨きを嫌がる場合は、噛むタイプの犬用のデンタルケア製品などを利用することをおすすめします。歯磨きを続けても口臭防止に効果がない場合は、糖尿病や腎疾患などの病気にかかっている可能性がありますので注意してください。